• 2014.4.6
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胆石症の主な症状

主に腹部(みぞおち辺りやみぞおちの少し右あたり)や背中の違和感(肩がこった時のような張り)が現れる場合が多く、胆石の知識がない人にとっては 「胃の調子が悪いのかな?」と胃痛と勘違いする事もあります。この場合はまだ初期症状という感じで痛みも軽いケースがほとんどです。

ただ胆石の痛みは「脂っこい食事をとった数時間後」に現れるのがほとんどのケースなので、食事内容を思い返してみて「そういえば脂っこいものを食べたな」という場合には胆石症を疑った方がいいでしょう。

このように「お腹側」と「背中側」に痛みや違和感が発生するのが胆石症の特徴です。

しかし、疝痛(せんつう)s発作と呼ばれるレベルのものになると、もはやどんな姿勢をとっても楽にはなりません。

胆石症の痛みの原因は、食事の際に胆嚢が収縮して胆汁を出すのですが、その際に胆嚢内にできた結石が動いて胆嚢の出口や胆管の入り口に詰まってしまう事です。
脂っこい食事をすると消化を助けようとして胆嚢が動くので、結石がある場合には痛みが発生するというわけです。
結石がある人でも痛みが発生するのはおよそ3割と言われています。
これは石の大きさにも関係しており、胆嚢いっぱいに大きな石が詰まっている人と小さな結石が100個単位である人では後者のほうが痛みが激しいそうです。
胆嚢いっぱいに石がある人の場合、胆嚢が収縮しても石は動きませんが、小さな結石が多い人の場合、収縮によって胆嚢の出口に石が集中して痛みを伴うわけです。

私自身、この痛みを意識するようになったのはスペイン料理のレシピ本を買って様々な料理を作っていた時でした。
スペイン料理のレシピはご存知の通り、とてつもないほどのオリーブオイルを使います。
ある日、基本であるトルティーリャ(スペイン風オムレツ)を作ったのですが、卵5つに対してオリーブオイル半カップという日本料理では考えられない分量!
その通りに作って、食べているときは「おいしい!」とゴキゲンだったのですが、深夜になってみぞおちと背中を万力で挟まれるような痛みに襲われて、寝ても起きても楽になりませんでした。

しかし、湯船にお湯を張り43℃ぐらいの熱めにしたお風呂に体育座りで座っていると幾分マシになったので、痛みが引くまでずっとお風呂の中にいたのです。

この時はまだ「胃が痛い。胃の調子がおかしい。やっぱり脂っこかったのかな。」ぐらいにしか捉えておりませんでした。
まさか自分が石なんぞを育てているとは夢にも思っていなかったからです。

このスペインオムレツ事件の後、不定期に襲ってくるこの痛みに規則性がある事に気づきました。
そう、脂っこいものを食べた数時間後に決まってこの痛みが襲ってくるという事に。

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