• 2014.4.7
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入院4日目:退院、しかし

6時。
検温したら35.8℃で若干低め。
ほとんど眠れずに迎えた朝でした。

この日まで、ベッドには角度が付いたままだったんだけども
退院して家に帰る日なので一度フラットにしてみた。

しかし背中の激痛が本当にひどい。とてもじゃないが寝転べない。
実際のお腹の傷口なんて、比べものにならないほどの痛さ。
なので、結局角度を付けた状態にベッドを戻した。

8時。
朝食を食べに食堂へ。昨日に比べたらだいぶ歩ける。

  • ごはん
  • みそしる
  • 納豆
  • 煮物

もちろん完食。

9時。
ここらへんで身体の異変に気づく。
背中の激痛は「ビクン!」という感じで電気が走るように来るんだけども
息を思い切り吸った時もなる事に気づいた。
ゆっくり息を吸っていくと、肺が膨らんでいくんだけどその途中で激痛が走る。
というか、明らかに前ほど息がたくさん吸えなくなっている。

回診に来た執刀医の先生にこれを告げると
聴診器を胸に当てて、気胸(ききょう)かどうかを確かめていたけども
「(気胸は)大丈夫ですねえ。息が吸いにくい、と背中が痛いんですよねー、うーん」
というなんとも微妙な答え。
「退院する際に痛み止め要りますか?」と言われたので「ぜひ」と答えた。
傷口よりもこの背中の痛みに対しての薬が必要でした。

12時。
退院手続きをして病院を後にした。
胆嚢・胆石がすでにない、という事実が心をとても軽やかにしてくれていたのですが
家に帰るとき、階段で4階まであがったんですが家に着くと、息が全く出来なくなってきました。
思い切り息を吸うと激痛が走るし、小刻みに息を吸っていると今度は胸が痛くなってきたのです。

「こいつあおかしいわ。」と思って、病院に電話。
その日は日曜日だったので救急外来に来て下さい、との事なので向かいました。

病院に着いて、まず疑われたのは気胸(ききょう)。
車いすに乗せられてレントゲン室へ連れて行かれて、胸を撮影。
(というか、昨日撮影したはずなんだがな・・・・・・)

もはや診察台に寝転べないほどの背中の激痛。
エコーを当ててみてもなにも見つからない様子。

とりあえずレントゲンや血液検査の結果を外で待つ。

30分後、先生(執刀医とは別の先生)に呼ばれて言われたのはこんな事でした。

「腹腔鏡での手術は、視界を確保するために炭酸ガスをお腹の中に入れるんですが、それが身体から抜ける際に横隔膜を刺激して炎症を起こしたり、背中や肩などに痛みが出る事があるんですよね。おそらくそれじゃないかと」

ほほう。
しかし、手術前はそんな副作用があるなんて誰も言ってなかったし文書にもなかったぞ。

「えーと、そんな説明、執刀医の先生から受けてないんですけども」
「あれ、そうなんですか。こまったなあ」

こまっとんのはオレじゃい!!!!!

肺の方はこの日の夜にはマシになったけれども。背中と肩の痛みはこの日から4日ほど続いた。
おもしろい事に、肩から鞄を提げているとそこがまず痛くなってくるんですよね。
二酸化炭素が抜けないせいなのかな、とか思って最後の方はすこしおもしろかった。

寝る際も布団を折り畳んだ上に、もう一枚布団を敷いて角度を付けたまま寝ていました。
身体をまっすぐ伸ばすと背中の痛みと、お腹の傷の痛さが同時に来るからです。

で、この日の夜、夜勤だったので仕事に復帰したというわけです。
もちろん、痛み止めを飲みながらですけども。

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